食とファスティングの学び場、潮風健康美塾代表小脇です。
今日は私たちの身体に必要な「酵素」のお話
そもそも酵素って何?
酵素が一般的に知られるようになったのは21世紀に入ってから。
言わゆる「酵素栄養学」もまだまだ新しい学問です。
だから改めて「酵素って何?」ときかれると
それが栄養素なのか、菌なのか、ホルモンなのか
イマイチわからなくないですか?
ちょっと簡単に説明してしまうと・・・
私たちがものを食べても、そのままでは体内に吸収されず
栄養にもエネルギーにもなりませんよね。
たんぱく質はアミノ酸に
炭水化物はブドウ糖に
脂肪は脂肪酸に
分解されなければ体内に吸収できないわけです。
その分解や消化の働きを助けるのが「消化酵素」で
吸収した栄養を私たちの身体の生命活動に変えるのが「代謝酵素」です。
体内酵素は2種類に分かれるのですね。
まず、ここが大事なポイント!
酵素の生産量は決まっている
私たちの生命活動に関わる酵素
私たちは酵素がなければ生きてはいけません。
だから体内の酵素が不足すると病気になるし、
酵素がなくなる時が死を迎える時だと言われています。
そして個人差はありますが
私たちが一生に生産する酵素の量も、1日に生産する酵素の量も
決まっています。
これもまた大事なポイントです。
つまり酵素を無駄使いすると、
早く老化してしまうし、
早く死んでしまう、という事です。
だから私たちは「生命の光」と言われる酵素を
大事に使わなければなりません。
酵素を無駄使いすると
早く老けちゃう!ってこと。
酵素を無駄使いする最大の原因は過食です。
酵素は2種類ありますが、
たくさん食べると
1日の酵素は消化活動にばかり回されて
代謝まで手が回らなくなります。
そうすると私たちの細胞の再生やダメージの修復がうまく行われず
様々な不調を感じるようになるわけです。
疲れやすいとか、肌荒れするとか、風邪をひきやすいとか、傷が治りにくいとか。
「食べたら元気が出る」と思っている方も多いと思いますが
実は消化活動というものは身体にとっては結構負担のある作業なのです。
たとえばタンパク質は最小のものでも51個、
最大のもので3685個のアミノ酸からできています。
これがひも状になっているので、ひとつひとつほどいていかねばなりません。
なかなか大変な作業です。だから高たんぱく質のお肉ばかり食べすぎると、消化不良をおこし、腸内で腐敗してしまいます。
そうなったら大変!
腸内環境は一気に悪化して、毒素が体内に入り込んでしまいます。
それだけではありません。
食品添加物だらけの食品、農薬まみれの野菜、トランス脂肪酸を含んだ加工食品などを食べると、もともと自然界にない物だけに消化はさらに困難になり、酵素は大量に消費されます。
でもお肉も食べたい!
甘い物も食べたい!
ジャンクなものを食べてしまった!
そんな時もありますよね。
体内酵素を無駄使いした、
そんな時に良いのが
ファスティングです。
消化活動を止めることで、体内酵素を大幅に代謝に回すことが出来ます。
フランスでは「メスの要らない手術」と言われるファスティングは
体内の大掃除をして、細胞を生まれ変わらせてくれます。
ファスティングなんてなかなか出来ない!
そんなアナタも大丈夫!
ここはひとつ、体外酵素の助けをかりましょう。
それが「食物酵素」です。
食物に含まれる酵素が、大変な消化活動を助けてくれるのです。
そうすれば限られた私たちの体内酵素を節約して、大事な代謝活動にまわせます。
そんなお助けマン、食物酵素を含む食べ物は
サンマに大根おろし
生ハムにメロン
お肉にパイナップル
これらの食べ合わせには全て意味があります。
生の野菜や果物には消化を助ける食物酵素が含まれているので
消化の負担を和らげてくれているのですね。
酵素はデリケートで熱に弱いものが多いので、
生の野菜や果物をしっかり食べることがポイントです。
特に今は精製されたり、加工されたりすることで、
食物酵素を全く含まない食べ物がたくさんあります。
ハンバーグを食べるならチーズハンバーグではなく
和風おろしハンバーグにしましょう。
あとは生モノ以外に酵素を含むものは発酵食品です。
納豆嫌いは損ですよ~
納豆は世界に誇る優れた発酵食品です。
あとは糠やお味噌も発酵食品。
お酢もみりんも醬油も発酵食品。
ビバ日本食!
やはり和食は世界に誇る無形文化遺産なのですね!