油ってとても大事!私たちのカラダを司る脳も油。全身の細胞膜も油。心と身体に作用するホルモンも油。油は単なるエネルギーではなく、私たちの心と身体を作る大切な栄養素です。ちなみに油が太るなんてナンセンスですよ。大事なのは質とバランスです。
特に脳の60%は油ですから、油の質をあげることは、あなたの脳のパフォーマンスも上げてくれます。特に脳神経細胞がどんどん作られる胎児から乳幼児の時期は油の摂り方が大事です。妊婦さんや小さな子供さんは悪い油はさけて良い油をしっかり摂りましょうね。悪い油については前回の記事を読んでいただいて。今日は良い油について。基本的に酸化した油は、どんな良い油も悪い油になります。油は酸化しやすいものです。光や空気にさらされた油とか、高温で熱した油とか、何度も使いまわした古い油などは良い油ではありません。なので、購入する時は透明のプラスチック容器に詰められたものではなく、遮光された容器に入ったものを選びましょう。これだけでもかなり限られてきますよね。あとは油の抽出法も大事!市販の安い油はだいたい「溶剤抽出法」。これは石油系の化学溶剤と混ぜ合わせて高温で油を溶かし出す方法。さらに脱臭のために再度高温で熱していますから、どう考えても良い油でないのは分かりますよね。「コレステロールが気になる方に」とか「体脂肪がつきにくい」とか表示されていても、これでは意味がありません。(そもそもコレステロールに悪玉などありません。それはまたの機会に)良い油はラベル表示に「コールドプレス」とか「低温圧搾」とか書かれています。そしてそういう油はだいたい遮光性のある容器に入っています。
なので結論として植物油は低温圧搾法で作られた遮光の容器に入ったものを選びましょう。ってことですね。そしてそれをできるだけ揚げたり炒めたりではなく、常温で摂ること。例えばサラダにかけたり、おひたしにかけたり、あえ物にまぜたり。豆腐や納豆などにかけて、植物性たんぱく質と一緒に食べるのがオススメですよ。
ちなみに、もしラベルに何も書かれていなかったら?「溶剤抽出法」だと思って下さい。もしあなたがメーカーの社長さんで、コストと手間をかけて低温圧搾した油を作ったとしたら・・・必ずラベルに堂々と表示しますよね?商品の値段も高くなるわけだし説明したくなりますよね。逆に表示義務のない都合の悪いことはわざわざ表示しませんよね。そういうことです。高いものが全て良いとは言えませんが、安いものには必ず理由があります。油でも砂糖でも牛乳でも、本来手間もコストもかかるものが、大量に安く売られていること自体が不自然なことなのです。「そんな高いものばかり買えないわ!」と言う方もいます。良い油を買うのは、本当に本当に高い買い物なのでしょうか?私たちがよく選ぶものを、食品メーカーはたくさん作ります。安いだけで選んでいたら、安いだけの食品を作り続けます。それがあなたの未来や大切な子供さんの未来、美しい地球環境にまでつながっています。あなたのひとつの選択が、大きな歯車に繋がっています。
・・・なんて熱くなって書いていると、ついつい長くなってしまうこのブログ。
次回は外食の多いあなたや料理が苦手なあなたも、手軽に簡単に良い油が取れる方法について書きます!まだまだお付き合いくださいませ♪