column

強い心臓になるために必要なこと

心臓はケアが難しい臓器です。あなたの命を刻む心臓。全身に血液を送り出す心臓は、筋肉の塊のようなもの。その心筋は生まれ変わることのない「非再生系細胞」で作られています。これは「頭が悪くなる原因」の回でも書きましたが、脳神経細胞と同じですね。日本人の死因TOPである「がん」に続くのが「心疾患」「脳血管疾患」です。脳の神経細胞も、心臓を動かす心筋細胞も、最も重要な臓器でありながら、一度障害を受けると再生することがない「非再生系細胞」によって作られています。(脳の一部の細胞は再生されると言われていますが)そのため医療の世界では、心筋細胞や脳神経細胞を再生するための様々な研究が行われています。

まあ、そうした難しい研究は専門家におまかせするとして・・・私たちに出来るのは、脳神経細胞や心筋細胞が傷ついたりエラーを起こしたりしないように、大事にメンテナンスをしてあげること、ですよね。とはいえ、、心臓のメンテナンスってどうするの?そもそも動き続ける心臓は休ませることも出来ません。ちなみに心疾患になりやすい性格や行動があるのはご存知ですか?

それは、判断や行動が早く、目標達成力が高い人、精力的で、責任感が強く、仕事にのめりこむ人まさにTHE経営者!というイメージではありませんか?

実際カウンセリングをしていても、経営者の方は心臓や血管の不安を持つ方が非常に多いという印象です。ただ性格だって変えられないし(そもそも経営者の方に必要な資質ですしし)仕事の責任やストレスがなくなることはありませんよね。そうした方にオススメなのが「ファスティング」です。ファスティングは非再生細胞のケアが自分で出来る、唯一の方法と言ってよいかも知れません。再生されない細胞は「食べた物」でケアするには限界があります。だからファスティングは心臓や脳のメンテナンスに非常に有効なのです。ファスティングを正しいステップで行えば、アディポネクチンというホルモンが活性化して、全身の血液をクレンジングしてくれます。オートファジー機能が活性化して、細胞の中にある不要なタンパク質を新しいタンパク質に作り変えていきます。このオートファジーは、非再生系細胞にこそ必要な働きです。非再生系細胞は、新築に建て直すことが出来ない中古物件のようなもの。ただ中古物件でも、リフォームやリノベーションを行えば、新築に近い状態になりますよね。オートファジーとは、まさに細胞のリフォーム工事のことです。オートファジーが飢餓状態で活性化されるということは、ノーベル賞受賞でも明らかにされている事実です。ファスティングすることで、あなたの脳神経細胞や心筋細胞の中にある、古い廃材がリサイクルされて、新しく作り変えられていきます。

それだけではありません!!安全に飢餓状態をキープすることは、その他様々な若返り遺伝子やホルモンを活性化させます。成長ホルモンやサーチュイン遺伝子、ヒートショックプロテイン、ケトン体など…こうした働きは、細胞が持つ神秘的な現象であり、私たちの身体の中に住む名医のなせる技です。その名医は、他の誰よりもあなたの健康を願い、あなたの身体を知り尽くしています。そうですよね?なぜならそれは神様から授かった私たちの生命力そのものなのです。私たちを本当に治すのは、薬でも手術でもなく自分自身が持つ治癒力です。薬が手助けしてくれる事はあっても、最終的にあなたの身体を治しているのは、あなた自身の細胞の治癒力です。忘れてはいけません。薬で数値や症状をコントロールすることと、本当に健康になっていることは全く違うということを。

現代の医学では、オートファジーが薬で活性されることはありません。何しろオートファジーの全貌すら解明されていないのですから。病気を解明したり、薬について研究したりするのは、医療の仕事に携わる方の使命です。私たちの使命は、健康であること、予防することを自ら学ぶことです。だから自然の治癒力を妨げる不自然なものを、できるだけ細胞の中に取り込まないこと。それが本当の健康維持につながる唯一の道だと私は思っています。そしてその最たるものがファスティングです。現代を生きていてる私たちが、不自然なものを摂取しないでいることは不可能です。だから年に数回のファスティングでメンテナンスしてあげることが必要なのです。強い心臓であり続けるために。優れた脳力を発揮し続けるために。タフなビジネスパーソンのあなたにこそ、おすすめします。

潮風健康美塾ではビジネスパーソンのためのメニューもございます。ご興味のある方は、お気軽にお問合せいただくか、個別カウンセリングにお申込み下さい。